人命救助

先ほどの出来事でしたの
老夫婦が道を歩いてらしたの
ご主人は杖をつかれていたの
ワタクシが用事を済ませて
振り返ると、そのご主人の方がヨロヨロと倒れてしまわれて
みるみるうちにお身体が道路へ
驚いたわ。
そのご老人を、近くを通り過ぎたご老人が支えてらしたから
ワタクシも支えるのをお手伝いしたの
硬いコンクリートの道路に頭が直接ゴロンと倒れないように
上半身をヒザの上に乗せて頭を支えました。
おそらく脳梗塞だったらしく
目はうつろで、呼びかけにも反応が鈍く、
全身に全く力が入らないご様子で、心配な状態でした。
かなり重たいお身体でした。。。。
傍らの奥様はうろたえるばかりで。。。。
こういう時は何をしたら良いのかわからないはね
救急車が来るまでそれほど長い時間ではなかったと思うの
ピーポーピーポーと救急車の音は聞こえて来るの
でも、なかなかワタクシ達の所までは辿り着かない感じがして
何とも言えず長く感じる時間でしたの。
意識が朦朧とするご主人に回りの方々と呼びかけながら
必死でご主人のお身体を支えました。
まもなく、救急車が到着。



ワタクシも無事に帰宅したのですが、
手の震えは未だ治まらずにおります。


ご高齢の方が自分の腕の中で非常に危険な状態になっていた。
ワタクシも必ず歳をとるのです。
そして、必ず死ぬのです。


先ほどのご主人は今はどうしていらっしゃるのかしら?
そして、奥様は?
お名前も、どちらにお住まいかも知らないけれど
82才と何方かがおっしゃって事だけが耳に残ってます。




マユアリス